参考文献:『教師のたまごのための教育相談』会沢信彦,安齋順子編著,株式会社北樹出版,2014年
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1.教育相談を「治療的」と「予防的・開発
的」特徴と具体例について
教育現場においては、いじめ・不登校・暴
力行為・学級の荒れなど、様々な問題がある。
これらの課題に適切に対処するためには、教
育相談やカウンセリング理論や技法を身に付
け、実際の教育現場で活用していくべきであ
る。また、教育相談は大きく2つに分けるこ
とが出来る。1つは治療的教育相談で、もう
1つは予防的・開発的教育相談である。
まず治療的教育相談とは、学校心理学にお
ける三次的援助サービスに該当し、スクール
カウンセラーや、学校だけではなく学校相談
専門機関や医療機関との連携を図り、直すカ
ウンセリングを行うことで、主として専門機
関で行われている。問題を解決するためには、
問題を出来るだけ早い段階で発見し、解決す
ることが重要である。そのためにも、学業成
績や言動・態度・行動・身体の変化や、児童
生徒の表現物などに注意することで、児童生
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徒の不適応の早期発見を行うことが望ましい。
ただし、児童生徒の不適応問題に...