公的扶助論 課題2
生活保護法の原理と原則については次のようになっている。生活保護法は、国家責任の原理・無差別平等の原理・最低生活の原理・保護の補足性の原理からの4つの基本原理からなる。それらを基本に、申請保護の原則・基準及び程度の原則・必要即応の原則・世帯単位の原則が規定されている。
申請保護の原則によれば、本人や扶養義務者、同居の親族が生活保護を申請したいと申し出た場合、これを妨げる何らかの要件規定も存在しないとされる。すなわち、生活保護を求めてくる者に対して福祉事務所が、生活保護の申請を受け取らないという対応は違法なのである。この事例では福祉事務所の対応として不適切があったと言える。福...