更生保護【科目修了試験①~⑥】

閲覧数2,897
ダウンロード数22
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    設題のポイントを踏まえ、指定教科書以外の文献も用いながら、どの設題番号も1000~1200字前後でまとめております。※試験はB+でした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ■科目修了試験

    1.仮釈放制度について

    仮釈放の意義、仮釈放の実際、仮釈放の決定機関、仮釈放の手続、仮釈放の運用実態

     仮釈放とは、懲役または禁錮の刑の執行のため刑事施設又は少年院に収容されている者について、刑法第28条の規定により、収容期間の満了前に釈放するものである。仮釈放を許された者は、仮釈放の期間中、保護観察に付される。保護観察の対象者は、遵守事項を遵守しなければならない。仮釈放中にさらに罪を犯し罰金以上の刑に処せられた時や遵守事項を遵守しなかったとき等には、仮釈放が取り消されて、再び刑事施設等に収容されることがある。

     仮釈放の許否を判断する機関は、地方更生保護委員会である。仮釈放は、①刑事施設等の長から収容中の者の身上関係事項の通知を受け、②保護観察所の長が「生活環境の調整」を行う中で、③「法定期間」が経過し、④調査を行って「申出によらない審理」を行い又は矯正施設の長からの申し出に基づき「審理」を開始し、⑤調査を行って、⑥仮釈放を許す旨の決定を行う手続きを経て行われている。以下、それぞれを具体的に説明していく。①について。刑事施設等の長は、新たに刑事施設等被収容者を...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。