佛教大学の通信教育課程で、2015年度にA判定にて合格したリポートです。
コードは、高等学校地理歴史、中学校社会課程のQ0107です。
コードが違っても、設題が同じ場合はご参考にして頂けるかと存じます。
第1設題のアジアの農業についてまとめております。
あくまでも、参考用としてご利用ください。
丸写し等は一切禁止されております。
十分にご注意願います。
第1設題:アジアにおける農牧業地域を図示し、さらに2、3の事例をあげて詳しく説明せよ。
1.アジアについて
アジアは日本近辺を東限に、中東と呼ばれているアラビア半島付近を西限にし、その間の地域を指す。地域としては、東アジア、西アジア、東南アジア、南アジアに区分されている。
地形は、大陸部分には安定陸塊や古期造山帯が広がっており、プレートのせばまる境界にあたる部分には新期造山帯に属するヒマラヤ山脈やチベット高原など大山脈・高原が分布している。また、日本列島、フィリピン諸島、スンダ列島などの弧状列島も分布している。(図1)
気候に関しては、モンスーンアジアと呼ばれる東アジア・東南アジア・南アジアはその名の通りモンスーン(季節風)の影響を受け、夏は降水量が多い。冬はシベリアの寒気団の影響を受け、低音で乾燥した日々が続き、季節の変化が大きい。モンスーンアジアの気候区分は、日本の本州から中国東部にかけての温暖湿潤気候(Cfa)、インドシナ半島とインド半島の東海岸に見られるサバナ気候(Aw)、中国の華北・華南地方の温暖冬季少雨気候(Cw)、フィリピン諸島やインド半島の西部に見られる弱い乾季...