平成27年12月に合格を頂いたレポートです。
この科目は日大通信の教科書ではなく、ジョンデューイの『学校と社会』を読んで答えるというものでした。
こちらのレポートも先生からの講評とレポートを作成したときの自身の振り返りを記載していますので、より良いレポートを作成できると思います。 宜しくお願いします。
教育原論(科目コード T10200)分冊1
【課題】
ジョン・デューイの『学校と社会』を読んで、デューイが描く理想的な学校像を述べなさい(指定されたキーワードを用い、アンダーラインを引くこと)。
<ポイント>
アメリカにおける新教育運動の指導者であったデューイは、学校の理想的な姿をどのように描いたのか。学校と社会の関係、子供の直接経験を重視した教育、木工・金工・機織りなどの作業を重視した学校のあるべき姿について論じなさい。
<キーワード>
「新教育」、「作業」、「小型の共同社会、胎芽的な社会」
【本文】
一般大衆が知的な資産を手にすることができるような手段は、何ひとつ存在しなかった時代である旧教育を批判して、教育改革運動が広まった。この教育改革運動は「新教育」と呼ばれ、19世紀末から今世紀初頭にかけて多様な教育改革運動を展開し、教育の改革を求める新しい理論が提唱されていった。アメリカでの新教育運動の先駆者は「進歩主義教育の父」と呼ばれたパーカーであったが、後にこのパーカーの理論を継承し、発展させた人物が今世紀最大の教育思想家と呼ばれたデューイである。デューイは1896年からシカ...