レポートの内容等で不明点等ありましたらご質問ください。(2020/01追記)
明星大学 PD3070 国語科教育法3 2単位分 レポートです。
ぜひ参考になさってください。
※2016 2015 2014 2013年度に対応しています。
1単位目 科目の学習要点事項の1~4(評論編)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。
※坂口安吾『ラムネ氏のこと』を選んでいます。
2単位目 科目の学習要点事項の5~8(詩歌編)の中から一篇を選び、「あなたの授業計画」を述べなさい。
※谷川俊太郎『ネロ』を選んでいます。
学習要点事項
1.清岡卓行『失われた両腕』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
2.坂口安吾『ラムネ氏のこと』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
3.小林秀雄『無常ということ』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
4.丸山真男『「である」ことと「する」こと』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
5.宮澤賢治『永訣の朝』『一本木野』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
6.谷川俊太郎『ネロ』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
7.吉野弘『I was born』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
8.斎藤茂吉『死にたまふ母』の教材研究および学習指導案の作成を行う。
【参考文献】
『名指導書で読む なつかしの高校国語』 筑摩書房編(ちくま学芸文庫)
★PD3070 国語科教育法3
★1単位
坂口安吾『ラムネ氏のこと』について,私の授業計画を述べていきたい。
この文章は「上」「中」「下」の三段に分かれており,新聞に3日間連載されたものであるが,非常に独特な論理を進めていく。どうやら過去に授業で取り扱われた様子では,どの生徒も「面白い」,「よくわからないが面白い」と発言するようである。ラムネを見たことが無い生徒はなかなかいないと思う,ラムネの瓶のビー玉を発明したのは誰か,といった話やふぐ料理の話,きのこ採り名人の話など,話の題材はイメージしやすくとっつきやすいのかも知れない。
いくつかの話を題材にしながら話を展開していき,坂口は「何か」を伝えよう,主張しようとしている。ところが,この文章展開は巧妙で,若干複雑であるので生徒達にとっては難しく理解できないかもしれない。その「何か」を捉えられなくても,ユニークなその語り口から生徒達には「面白い」という感想が生まれている。
その感想は大事にしたいが,やはりこの文章のレトリックや論理は,教材として生徒達の「論理的な思考力」であったり,「把握する理解力」であったりする国語力を鍛えるためには絶好の...
http://www.happycampus.co.jp/docs/941640410589@hc14/119698/
http://www.happycampus.co.jp/docs/941640410589@hc14/117375/
http://www.happycampus.co.jp/docs/941640410589@hc14/117332/