中央大学通信(2018・2017年度)【民法2<物権>】課題1:「物件変動における公示の原則と公信の原則を説明し、

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    『民法2<物件>』(A05A)<課題1> 教科書執筆者:淡路 剛久ほか

    物件変動における公示の原則と公信の原則を説明し、その関係について論じなさい。
    まず、「物権変動」について整理する。物権変動とは、物権が契約などによって、“発生”・“変更”・“消滅”することをいう。例えば家屋を新築した場合に「所有権が発生」し、増築すれば「所有権の内容の変更」となり、取り壊した場合は「所有権の消滅」となる。物権を持つ者から考えれば、“取得”・“変更”・“喪失”と言える。また、取得した家屋に抵当権の設定を受ければ抵当権が取得され、「抵当権の発生」となる。物権変動を生ずる法律要件は様々であるが、契約(売買や贈与)や単独行為(遺言など)のような法律行為、権利移転の原因として最も重要である。他にも法律行為に基づかない物権変動の原因としては、遺失物拾得(240条)や埋蔵物発見(241条)などがある。

    次に、物権取引の安全性を図る方法である「公示の原則」と「公信の原則」について整理する。まず、公示の原則から説明する。権利の変動は常に外界から認識しうる何らかの表像(例えば、登記・登録・占有・標識)を伴うことが必...

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