【PB2120】 初等社会科教育法 2単位目

閲覧数2,493
ダウンロード数30
履歴確認

    • ページ数 : 7ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    2014 年度 PB2120 初等社会科教育法 2 単位目

    1.社会科教育内容の主体的知識化と問題解決力について、両者を培うためにはどうしたらよいか、具体的に論じなさい。

    2.初等社会科の指導計画作成の留意点とは何か、評価の意義およびその観点に関連し論じなさい。

    使用教科書:『第2版 洞察力を培う初等社会科教育法』青木秀雄著(明星大学出版部)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    7 / 7

    初等社会科教育法2

     1.主体的知識化と問題解決能力を培うためには「知識の暗記」を「知識の創造」に変えることが必要であると考える。

    現代の社会は「情報」にあふれており、インターネットの活用によって「情報」を獲得することが容易になった。そのため子どもたちは情報的「知識」に飢えておらず、「情報」を獲得するという知識欲が低下しているのである。また「情報」を「知識」に構造化・個性化するための経験や体験の量と質も減退しているのである。

    子どもたちが主体的に「情報」を「知識」として獲得するためには、子ども自身の認識活動(思考や体験)を活性化し、批判的な知性も含め、本人のエピソードを含む体験を盛り込んだエピソード記憶や手続き的記憶と同時に行うことが大切である。なぜなら、新しい情報体系を構築する際には、本人にとって意味を持つ記憶は検索・再生が容易になるのである。このように新しい情報が広い概念的な枠組みに組み込まれ、現実世界での経験を通して発達するという考え方を「スキーマ」という。

    問題解決学習においてもスキーマ理論は有効であるが、問題解決の過程では知識表現・言語・学習・思考・知覚...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。