日本大学 基礎化学実験ⅠⅡ Ⅲ属陽イオンの分析

閲覧数7,125
ダウンロード数6
履歴確認

    • ページ数 : 25ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    H26年度の基礎化学実験 Ⅲ族陽イオンについての実験レポートです。結果は人それぞれですので、実験手順、考察、設問などを参考にしてください。実験手順に関しては、大学院生のサポートもあり、完成度の高い出来となっております。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【目的】
     Fe3+,Al3+,Cr3+をNH4Clの存在下でNH3水によって水酸化物として沈殿させる。
    【原理】
    定性分析でクロム酸イオンを検出する際に用いられる、CrO4を含む溶液は希硫酸で酸性にして3%過酸化水素を加えると緑色を呈する。

    黄色のCrO4は酸性では縮合して、橙色のCr2O72-などを作る。 1)
    Fe2+を酸化するにはかなり強力な酸化剤が必要となるが、Fe2+の塩は中性~アルカリ性の水溶液においては容易に酸化される。
    3Fe2+ + NO3- + 4H+ → 3Fe3+ + NO + 2H2O
    Fe2+をFe3+に酸化しておくことで、Fe(OH)3は溶解度が非常に小さいために分離が完全になる。 2)
    Fe(OH)3はかなりの酸性(pH1~2)から沈殿し始め、過剰のアルカリにはほとんど溶解しない。3)
    また、Fe3+はチオシアンイオンと反応して、血赤色を呈する。これは、イオン同士が反応してチオシアン化鉄(Ⅲ)錯イオンを形成したためである。
    アルミは両性金属である。アンモニア水を加えて塩基性にすることでAl(OH)3を生成し、他の金属と一緒に沈殿している物質に塩酸をか...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。