反応熱の測定とヘスの法則

閲覧数11,339
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    目的  固体の水酸化ナトリウムを水に溶かしたときの溶解熱、
        水酸化ナトリウム水溶液と塩酸水溶液の中和熱、
        固体の水酸化ナトリウムと塩酸水溶液の反応熱をそれぞれ
        測定して、ヘスの法則が成り立つかどうかについて検証する。
    実験  <器具、試薬>
    方法  100mlメスシリンダー、50ml&100mlビーカー、電子温度計、
        発泡スチロールの容器と蓋、マグネチックスターラー、回転子、
        電子天秤、1M HCl水溶液(f=1.005)
    1M NaOH水溶液(f=1.005)、粒状NaOH、
        
        <操作>
        「実験1 水酸化ナトリウムの溶解熱Q1」
        
    メスシリンダーに蒸留水を100mlとり、温度(T1)を測る。
        
    容器に回転子を入れ蓋をして、重量(m1)を測定する。
    粒状NaOH 10粒を50mlビーカーに一度とり、容器に移し
    入れて蓋をして、重量(m2)を測定する。
        先ほどの蒸留水を容器にいれ、蓋をして重量(m3)を測定する。
        
        容器に蓋をして電子温度計を差込み、マグネチックスターラーで撹拌しながら、温度の上昇が見られなくなるまで液温を
    30秒おきに記録する。
    測定した最高温度をT2としてNaOH 1molが水に溶解したとき
    発生した熱量Q1を求める。
    上記の実験を3回繰り返し、平均値を求める。
    Q1=44.5kJ/molを理論値として、平均値をつかって誤差率を
    求める。
        
    「実験2 1M NaOH水溶液と1M HCl水溶液との中和熱Q2」
    100mlビーカーに1M HCl水溶液と1M NaOH水溶液を別々に
    60mlとり、1M HCl水溶液の温度(T1)、1M NaOH水溶液の
    温度(T2)を測る。
    メスシリンダーに1M HCl水溶液と1M NaOH水溶液を別々に
    50mlずつ測りとる。
    容器に回転子を入れ蓋をして、重量(m1)を測定する。
    先ほどの50mlの1M HCl水溶液を容器に入れ蓋をして、
    重量(m2)を測定、50mlの1M NaOH水溶液を容器に入れ蓋を
    して、重量(m3)を測定する。
    容器に蓋をして電子温度計を差込み、マグネチックスターラーで撹拌しながら、温度の上昇が見られなくなるまで最初の
    1分間は10秒おきに、その後は30秒おきに液温を記録する。
    測定した最高温度をT3として、基準とする水溶液1Mが中和
    したとき発生した熱量Q2を求める。
    中和熱を計算する場合、基準とする水溶液は塩酸水溶液または、
    水酸化ナトリウム水溶液の少ないほうの物理量を基準として
    計算する。
    上記の実験を3回繰り返し、平均値を求める。
    Q2=56.5kJ/molを理論値として平均値をつかって誤差率を
    求める。
    「実験3 水酸化ナトリウムと塩酸水溶液の反応熱Q3」
    1M HCl水溶液100mlをメスシリンダーで測りとり、温度(T1)
    を測定する。
    容器に回転子を入れ蓋をして、重量(m1)を測定する。
    粒状NaOH 10粒を50mlビーカーに一度とり、容器に移し
    入れて蓋をして、重量(m2)を測定する。
    先ほどの1M HCl水溶液100mlを容器にいれ、蓋をして重量(m3)
    を測定する。
    容器に蓋をして電子温度計を差込み、マグネチックスターラーで撹拌しながら、温度の上昇が見られなくなるまで液温を
    30秒おきに記録する。
    測定した最高温度をT2として固体のNaOH 1molがHCl水溶液と反応したとき発生した熱量Q3を求める。
        
     上記の実験を3回繰り返し、

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    目的  固体の水酸化ナトリウムを水に溶かしたときの溶解熱、
        水酸化ナトリウム水溶液と塩酸水溶液の中和熱、
        固体の水酸化ナトリウムと塩酸水溶液の反応熱をそれぞれ
        測定して、ヘスの法則が成り立つかどうかについて検証する。
    実験  <器具、試薬>
    方法  100mlメスシリンダー、50ml&100mlビーカー、電子温度計、
        発泡スチロールの容器と蓋、マグネチックスターラー、回転子、
        電子天秤、1M HCl水溶液(f=1.005)
    1M NaOH水溶液(f=1.005)、粒状NaOH、
        
        <操作>
        「実験1 水酸化ナトリウムの溶解熱Q1」
        
    メスシリンダーに蒸留水を100mlとり、温度(T1)を測る。
        
    容器に回転子を入れ蓋をして、重量(m1)を測定する。
    粒状NaOH 10粒を50mlビーカーに一度とり、容器に移し
    入れて蓋をして、重量(m2)を測定する。
        先ほどの蒸留水を容器にいれ、蓋をして重量(m3)を測定する。
        
        容器に蓋をして電子温度計を差込み、マグネチックスターラーで撹拌しながら...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。