日大通信 金融論 分冊2

閲覧数1,776
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    ご利用は自己責任でお願い致します。
    添付図は巻末に参考資料として添付しました。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    はじめに、長期と短期を定義する。長期は財、サービス及び生産要素の諸価格が全ての市場をクリアするように動くに十分な長さの期間、即ち価格が完全に伸縮的であり、需給の不一致に対して、価格が調整され均衡するまでに十分な期間である。一方で、短期は諸価格がコンスタントとみなされるような、即ち価格が硬直的であり、需給の不一致に対しても価格が均衡していない期間である。
     これらをUIP(外国為替市場均衡条件)及びマネー・マーケット均衡条件に応用する。ここでUIP式は以下の式によって表される。iは国内金利、i*は外国金利、sは直物為替レートを意味する。
     i=i*+(s^e – s )/ s(分数)
     また、マネー・マーケット均衡条件は以下の式によって表される。M/Pは実質マネーサプライ、L(i, y)は iを自国金利、yを国民所得(GDP )とした貨幣需要量を意味する。
     M/ P = L(i, y)
     この式で、物価が完全に伸縮的である場合、Mを2倍にするとPも瞬間的に2倍となり、2M/2P =M/P  であるため、iやyは全く変動しない。これはデノミネーション(以下、「デノミ」という)を行った場合...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。