簿記論Ⅰ(科目コード0854)分冊2
〈課題〉
売掛金・買掛金以外の債権・債務取引に関して、仕訳例を示しながら体系的に説明しなさい。
〈ポイント〉
①未収入・未払金②貸付金・借入金③前払金・前受金④仮払金・仮受金⑤立替金・預り金⑥商品券に関して、仕訳例を示して説明する事がポイントです
〈キーワード〉
売掛金、買掛金、その他の債権、債務
丸写しはせず、あくまでも参考レポートとしてご利用下さい。
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売掛金・買掛金以外の債権・債務取引に関して、①未収金・未払金②貸付金・借入金③前払金・前受金④仮払金・仮受金⑤立替金・預り金⑥商品券の順で、項目ごとに仕訳例を交えて説明する。
未収金・未払金
商品以外のものを売って代金をもらっていない場合は未収金勘定、後で代金をもらえるので資産の勘定であり、未収金勘定の借方は未収額を、貸方は回収額を記入する。これに対し、商品以外のものを買って代金を払っていな場合は未払金勘定、後で代金を支払うので負債の勘定であり、未払金の貸方は未払額を、借方は返済額を記入する。
【仕訳例】
⑴A商店が備品を50,000円で売却し、代金は後日受け取ることにした。
(借)未収金50,000円(貸)備品50,000円
⑵A商店が備品を50,000円で購入し、代金を月末払いとした。
(借)備品50,000円(貸)未払金50,000円
②貸付金・借入金
貸付金および借入金とは、金銭の貸借を処理する場合に用いる勘定である。金銭を貸した場合には貸付金勘定であり、約束の日が来たらお金が入ってくるので資産の勘定。これに対し、金銭を借りた場合には借入金勘定であり...