生活用水中の硬度成分であるCa2+とMg2+の定量を通して、容量分析のひとつであるキレート滴定の操作法を学ぶ。
*容量分析…狭義の容量分析は滴定とも言われる。目的の化学反応を完結させるのに要する溶液の体積を正確に測定することによって物質量を決める方法。
*EDTA滴定…エチレンジアミン四酢酸(EDTA,図2-1)は、1分子内にアミノ基の窒素およびカルボキシル基の酸素とあわせて6個の電子供与基を持ち、金属イオンに配位結合して安定な錯化合物を作る。この様に1分子内に2個以上の結合基を有する分子と金属の錯化合物は、キレートと呼ばれ、キレート形成反応を利用する滴定はキレート滴定と呼ばれる。EDTAが金属イオンとキレート化合物を生成する場合、金属イオンと配位子は1:1で結合する。
1.実験題目 生活用水中の硬度成分の定量(容量分析・キレート滴定)
日付 2001.10.26 (気温 18.6℃) 実験[Ⅰ][Ⅱ]
11.2 (気温 17.8℃) 実験[Ⅲ][Ⅳ]
2.目的
生活用水中の硬度成分であるCa2+とMg2+の定量を通して、容量分析のひとつであるキレート滴定の操作法を学ぶ。
容量分析…狭義の容量分析は滴定とも言われる。目的の化学反応を完結させるのに 要する溶液の体積を正確に測定することによって物質量を決める方法。
EDTA滴定…エチレンジアミン四酢酸(EDTA,図2-1)は、1分子内にアミノ基の窒素 およびカルボキシル基の酸素とあわせて6個の電子供与基を持ち、金
属イオンに配位結合して安定な錯化合物を作る。この様に1分子内 に2個以上の結合基を有する分子と金属の錯化合物は、キレートと呼ばれ、キレート形成反応を利用する滴定はキレート滴定と呼ばれる。EDTAが金属イオンとキレート化合物を生成する場合、金属イオンと配位子は...
キレートについても、詳しく調べてあり、実験をやる上でとても参考になった。