樹脂加工布の遊離ホルムアルデヒドの定量

閲覧数2,561
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ホルムアルデヒド(HCHO)が最終製品にどの程度含まれているか定量するとともに、水洗によるホルムアルデヒド除去の効果も検討する。

    *ホルムアルデヒド…融点−92℃、沸点−19.5℃、常温では無色の可燃性の刺激性気体。架橋剤(繊維製品のしわや収縮を防ぐため、分子鎖を固定するのに用いるもの)や防カビ剤として使われる。有機物の不完全燃焼によって生成し、タバコなどの煙に含まれる。また、大気中で光化学反応によって生成し、眼刺激を起こす。水中でのホルムアルデヒドの分析には、今回の実験のようにアセチルアセトン法が用いられる。

    方法:?各試料2.50gを水洗(40℃、10分間)し、アイロンで乾燥させた。(A’・B’)
          ??の試料に加え、水洗前の試料2.50g(A・B)をそれぞれ約1cm角に切り、
    200ml三角フラスコに入れ、水100mlを加え、栓をした。
          ?これを60℃の水浴中で時々振り混ぜながら10分間抽出し、上澄み液を取っ
    て抽出液を得た。
          ?アセチルアセトン液を調整した。(酢酸アンモニウム(CH3COONH4)75gを水
    400mlに溶解し、これに酢酸(CH3COOH)1.5ml、アセチルアセトン(CH3CO
    CH2COCH3)1mlを加え、よく振り混ぜた後、水を加えて500mlとした。)
          ?試験管(a)~(c)に、次のように調整し、栓をした。
    (a) 抽出液5ml+アセチルアセトン試液5ml
    (b) 水5ml+アセチルアセトン試液5ml  (ブランク)
    (c) 抽出液5ml+水5ml  (ブランク)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    実験題目 樹脂加工布の遊離ホルムアルデヒドの定量
    実験日  2001.12.21(気温 15.5℃)
    目的
       ホルムアルデヒド(HCHO)が最終製品にどの程度含まれているか定量するとともに、水洗によるホルムアルデヒド除去の効果も検討する。
    *ホルムアルデヒド…融点-92℃、沸点-19.5℃、常温では無色の可燃性の刺激性気体。架橋剤(繊維製品のしわや収縮を防ぐため、分子鎖を固定するのに用いるもの)や防カビ剤として使われる。有機物の不完全燃焼によって生成し、タバコなどの煙に含まれる。また、大気中で光化学反応によって生成し、眼刺激を起こす。水中でのホルムアルデヒドの分析には、今回の実験のようにアセチルアセトン法が用いられる。
    実験
    3.1試料:市販形態安定加工綿ワイシャツ 2枚 (各布をA・Bとし、水洗したものをA’・B’とした。)
    3.2方法:①各試料2.50gを水洗(40℃、10分間)し、アイロンで乾燥させた。(A’・B’)
          ②①の試料に加え、水洗前の試料2.50g(A・B)をそれぞれ約1cm角に切り、
    200ml三角フラスコに入れ、水100mlを加え、栓をした。
       ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。