佛教大学 言語学概論 第1設題 言葉の意味が脈絡によって異なる場合を例を挙げて説明しなさい

閲覧数1,977
ダウンロード数3
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    国語言葉

    代表キーワード

    佛教大学言語学概論

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    言葉の意味が脈絡によって異なる場合を、例をあげて説明しなさい。
     言葉の意味が文脈によって異なる、とはどのような場合だろうか。まず文脈とは、文章の流れの中にある意味内容のつながりぐあい。多くは、文と文の論理的関係、語と語の意味的関連のなかにある。文章の筋道、文の脈絡のことである。この文脈のなかで発話に限って、言葉の意味が文脈によって異なる場合を説明する。発話とは、人が喋った言葉の、長めのポーズとポーズの間の部分をとりあげている。英語のutteranceという術語に対応する言葉である。

     発話の意味を探る研究を、プラグマティックスという。ある人の発話をそのまま文字どおりに受け取るのではなく、話し手が本当に意図していることはなにかということを、その発話が含まれている談話や話し手と聞き手との関わり、さらに文化的要素まで考えて探る研究である。

     プラグマティックスについて、エイチソン(J.Aitchison)は、その概説書『言語学』(Linguistics)のなかで、「文法的に中心となる部門」(=音声学・音韻論・統語論・意味論)の外側に位置し、言語的な(linguistic)知識だけでは分...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。