教育社会学1【Z1104】 2013年度佛教大学レポート

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    資料紹介

    第1設題 学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて、学力の視点から述べてください。
    テキストと、提示された参考文献の内容を中心にまとめました。評価はAで、「『学歴社会とは何か』について、テキストに沿ってしっかりと定義されています」とのことでした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 学歴社会とは何かを明らかにし、高学歴化が進行すると教育はどのように変化するのかについて、学力の視点から述べてください。
     学歴社会は、「社会における社会的・職業的地位などの配分の基準として学歴が重きを占める社会」を意味する言葉である。社会的地位とは職業的地位とは重なる側面もあるが、もっと広い意味であり、文化的地位等も含む。学力社会と混同される言葉に、高学歴社会がある。高学歴社会とは、単に高学歴者の多い社会を指す。論理的には、低学歴社会だが学歴社会という社会もあれば、高学歴社会だが非学歴社会という社会もある。つまり、学歴社会と高学歴社会とは、意味するところが全く異なる。重要なことは、学歴社会が単に教育を重視する社会ではないことである。

     まず、社会が学歴社会になっていく必然性を、学校制度の面から考察する。天野郁夫によれば、学校教育制度は「分離(複線)型」「分岐型」「段階(単線)型」の3つに類型化される。

    「分離型」は、入学する時点である基準によって進学する学校の種類が異なり、卒業後の進路まで異なるというものである。日本であれば、江戸時代の学校教育制度がこれに近い。この時代、...

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