年功序列賃金制度と成果主義・女性の社会進出
テーマ:AはM商事会社の人事課長である。入社して15年経過した。Aの入社以来の同期社員であるBは営業課の係長である。AもBも結婚していて、夫々二人の子供がいる。AとBとは入社以来、仲がよく、家族ぐるみの付き合いをしている。また、営業課ではかつて営業社員は男子社員が中心であったが、現在では女子社員も営業社員として採用している。Cは入社2年目の女子社員であり、営業課に所属する独身の営業社員である。
昨年一年間の営業成績を見てみるとBは目標5000万円の売り上げに対して3000万円しか到達できなかった。それに対してCは目標3000万円に対して3500万円の売り上げを達成した。
Aは人事課長として、昨年度の実績を基に、本年度のBとCの年俸を査定しなければならない。もし、年功序列型ならば、Bは現在の年俸600万円を維持できる。それに対して、Cは年俸360万円である。しかし、成果主義で査定するならば、Bの年俸は450万円になり、Cは480万円となり、年の若いC年俸がBを上回る。もしあなたがA人事課長の立場ならば、年功型賃金制度をとるか、あるいは成果主...