明星大学 教育心理学1単位目 合格レポートです。
各段階の特徴をおさえ、具体例を挙げながらわかりやすく説明できていると高評価を頂きました。 参考にして頂ければ幸いです。
ピアジェの発達論に基づいて、子どもの思考の発達につ
い て 述 べ な さ い 。
子どもの発達心理学にとって、最も影響があった心理
学者の1人といわれている「ピアジェ」。彼によると、ヒ
トは外界から新しい情報を得たとき、それを既に自分が
持つ様々な知識や行動枠組み(シェマ)に当てはめたり
(同化)、もしくは自分のシェマを変化させ、外界の情報
を受け入れる(調整)。この同化と調整の均衡により、シ
ェマの構造が変化し、ヒトの知的機能は発達するのであ
る。また、ピアジェは行為が思考に内化することにも注
目した。例えば、幼児は簡単な足し算でも手を使って計
算する。そして成長するにつれ、暗算ができるようにな
る。これを「操作」という。そしてピアジェはこのシェ
マや操作が大きく変化する年齢に注目し、子どもの思考
の発達段階を大きく次の4つに分けた。
第一段階、感覚運動期。0歳~2歳の乳児といわれる
時期。このくらいの年齢の子どもはまだはっきりと言葉
を発したり、相手の話す言葉の意味を正確に理解したり
することができない。では、どのようにして自分の周り
の世界...