教科書の各章から、自分が関心を持った章をひとつ選び、その内容をまとめよ
私は教科書の中から、第4章「第二次世界大戦と東アジア」について取り上げる。近隣諸国と日本の歴史解釈に対する問題、竹島や尖閣諸島、また韓国・中国の反日教育について、以前は特別関心のあるものではなかったが、昨年からフィリピンに留学し、多くの韓国人学生と学んだことで、この問題に大きな関心を抱くようになった。韓国人から「独島は韓国の物だ、返せ」「日本人は好きだけど、日本政府は嫌いだ」と詰め寄られ、韓国人に嫌悪感を抱いていた時期もあったが、この科目を受講することで、近隣諸国と日本の溝について考えていきたい。
1929年10月ニューヨーク株式相場の暴落により世界大恐慌が始まる。経済政策として英・米・仏ではブロック経済化などが進み、独・伊・日本では軍事侵略での対外進出が強まる。世界戦争再発防止のため、28年不戦条約の調印、30年ロンドン海軍軍縮会議、32年ジュネーヴ軍縮会議と国際努力は続くが、諸強国は軍備増強する。
このような世界情勢の中、大恐慌の影響を受けた日本は、主要輸出品の生糸価格が崩壊、株式が暴落し昭和恐慌が始...