若者文化論 『1980年代の暴走族文化とその影響』

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    資料紹介

    〈資料について〉
    発想を評価され、A評価を頂いています。
    1980年代に流行した暴走族という文化が、その時代の若者にどんな影響を与えたのかについて論じました。
    自分と同じような、若者文化やポップカルチャー系の講義を受けている方の参考になれればと思います。

    〈留意点〉
    部分的に改変したものや、全て模写したものを提出すると、違反になり学則において処罰の対象となる可能性があります。ご注意ください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    若者文化論レポート

    『1980年代の暴走族文化とその影響』
     改造を施したバイクで迷惑な走行を行う暴走族。日の当たるメインストリームから外れた場所に居る彼らは、1980年代に文化的な隆盛を誇った。

    彼らの増加の原因となったのは、1970年代にオートバイが低価格化したことである。バイクが若者にまで浸透していった結果、カミナリ族、狂走族と呼ばれていた小規模の走り屋集団が膨れて分裂し、ついには派閥争いを行うまでになったのだ。暴走族の少年に対する検挙・補導のデータを追っていくと、1980年の検挙件数は3万にまで上昇しており、2013年の1万287件を3倍も上回っている。

    暴走族は、この時代の若者を引きつけ、衰退していった文化である。世間からの影響を受けつけないようなアクの強さを持っているように見えた彼らだが、その推移を見るに、むしろ時代背景に強い影響を受けていたことが解った。

    今回は、共同体という面から、暴走族が社会から受けた影響と、そこから推測できる、若者文化が立たされている状況について考えていく。視点は2つ、社会と家族だ。

    まず1つ目、社会からの影響についてだ。現在、私たちの住む...

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