漢文学Ⅱ 分冊1 2014 合格レポート

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    課題 教材九八ページの「子曰、巧言令色、…」の文章(注も含む)を口語訳し、そこに見える孔子の思想を概観せよ。
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    漢文学Ⅱ 分冊1 平成25・26年報告課題

    <教材九八ページの「子曰、巧言令色、…」の文章(注も含む)を口語訳し、そこに見える孔子の思想を概観せよ。>
     「子曰、巧言令色、鮮矣仁。」を現代語訳すると、「先生が言われた。言葉を口先だけ調子よくし、見かけだけよくかざるような人間には、人を思いやる心、誠実さに欠けるものだ。」となる。朱熹の注を訳すると、「言葉を調子よくし、顔色善く、うわべを取り繕い飾り、一生懸命に人を喜ばせる。すると、お世辞を言われ愛想を示されてご機嫌をとられた人の欲望は際限なくなり、その人にそなわっていた徳がなくなってしまう。聖人の言葉は切迫したところがない。すなわち聖人は、余裕をもった言い方をするということ。ただすくなしと言っているのは、すなわちまったく無いということが知れる。学ぶ者は、それをまさに深く心に戒めるべきである。程子が言われた。言葉を口先だけ調子よくし、見かけだけよくかざることは、人を思いやることではないということを知ることは、すなわち人を思いやることを知ることである。」となる。一般的には、巧言令色をする人が仁を欠くと解されているが、朱熹の語釈では、巧言令色...

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