佛大2014年度算数科教育法B判定レポートです。
参考までにどうぞ。
算数科教育の目標(2つの立場)と評価(行為動詞含む)について、双方の関係を含めて記述し、その後、自分の視点で考察せよ。
1.算数科教育の目標と評価について
算数教育の目標は、①国が定める基準としての目標、②数学教育学研究の立場からの目標と2つの立場からの目標がある。
①国が定める基準としての目標では、小学校学習指導要領(2008)がある。その目標は次の通りであると定められている。
「算数的活動を通して、数量や図形についての基礎的・基本的な知識及び技能を身に付け、日常の事象について見通しをもち道筋を立てて考え、表現する能力を育てるとともに、算数的活動の楽しさや数理的な処理のよさに気付き、進んで生活や学習に活用しようとする態度を育てる。」
さらにこの目標は5つの小目標(算数的活動に関すること、基礎的・基本的な知識及び技能に関すること、道筋を立てて考え表現する能力に関すること、算数的活動の楽しさや数理的処理のよさに関すること、生活や学習に活用しようとする態度に関すること)に具体化され、具体的な教育内容に反映されていく。
学習指導要領の目標は、算数の基礎的知識の理解、適用、表現、そして積極的な...