・概要
電子回路の設計においては能動デバイスが入るために実験的検討が必要となるが、これをコンピュータシミュレーションに置き換えることで、より短期間に目的の回路を実現することができる。
今回の実験ではMAICRO-CAPを使って基本的な回路を設計し周波数特性をシミュレートした。
まず、一段トランジスタ増幅回路を作成し、シミュレートを行った。この回路ではカップリングコンデンサーとバイパスコンデンサーを用いて周波数特性を変えることができ、
カップリングコンデンサーでは増幅の進み、遅れを変えることができ、バイパスコンデンサーで増幅の度合いを変えることができた。
次に帰還増幅回路の例として、イコライザアンプのシミュレートを行なった。
・実験目的
MAICRO-CAPを用いて基本的電子回路をシミュレートし、回路動作の理解を深める。
実験方法
1.テキストの回路作成方法を参考にして図1の回路を作成し、周波数特性を求め印刷する。
2.カップリングコンデンサー10μFを1μF、100μFに変えて、周波数特性を印刷する。
3.カップリングコンデンサーを10μFとしてバイパスコンデンサー1μF、100μFをそれぞれ並列に入れて、周波数特性を印刷する
4.図2の回路を作成し周波数特性をシミュレートしる。
・考察
1.図1の回路において
図3の様に等価回路に変換しR1にかかる
電圧v2を求め求めた電圧利得(Gain)を
シミュレーションの結果と比較する。
(1)カップリングコンデンサーが10uFのときGainが一定に得られた。
(2)カップリングコンデンサーが0.01uFのときグラフ2のように200Hzを越えたあたりからGainが上がり始め、(1)と同じGainのまま一定になった
(3) カップリングコンデンサーが100uFのときカップリングコンデンサーを10uFのときと同じような変化になった。
電気実験報告書
電子回路のシミュレーション実験
実験日 10/14
提出日 10/28
概要
電子回路の設計においては能動デバイスが入るために実験的検討が必要となるが、これをコンピュータシミュレーションに置き換えることで、より短期間に目的の回路を実現することができる。
今回の実験ではMAICRO-CAPを使って基本的な回路を設計し周波数特性をシミュレートした。
まず、一段トランジスタ増幅回路を作成し、シミュレートを行った。この回路ではカップリングコンデンサーとバイパスコンデンサーを用いて周波数特性を変えることができ、
カップリングコンデンサーでは増幅の進み、遅れを変えることができ、バイ...