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<課題名>
相談援助演習③
相談援助実践における「自己決定」について私見を述べなさい。
<引用・参考文献>
社会福祉士養成講座編集委員会編『相談援助の理論と方法Ⅰ(第2版)』<新・社会福祉士養成講座7> 中央法規出版、2010年
<評価>45点(50点満点中)
<所見>自己決定の原則や援助者の価値などについて具体的に考察されていました。自己決定についてはとても考える視点・範囲が多様で一概にこうあるべきと結論できないものだと思います。特に、福祉領域では、重度の知的障害を持つ人や認知症の人などの自己決定を支えることが重要な問題となることが多くありますが、援助者が持つべき共通の価値基準としては、「この人は何も分からないのだから自分で決めることはできない」と最初から思って接するのと、「困難かもしれないが最大限自分で決められるように援助していこう」と思って接するのでは、たとえ、結果が同じになったとしても。その人の人生、生活の質は、天と地ほどの違いがあると認識しておくことだと思います。それから、社会は自己決定できるだけの選択肢が質量ともに保障されているのかという問題意識も必要だと考えます。自己決...