明治・大正期の文学作品の中から一つを選び、それを熟読・分析する中から、次の課題のいずれかに答えなさい。
①「公」と「私」の葛藤から、「近代」とは何かについて考察しなさい。
②「男」と「女」とが、どのように書かれるかを見て、「文学」の役割について考察しなさい。
ポイント →作品をしっかり読んで、それが作られた時代について考える。頭でだけ考えるのではなく、資料を集めて、それに基づいて考えると良い。また、ジェンダー論も大いに参考になろう。
キーワード →①メディア ②時代思潮 ③作家の環境 ④作品の構造 ⑤政治と文学
参考文献 →作品は文庫本などで良い。また、国文学関係の雑誌の特集号(廃刊になったものもあるが、既刊のもので有効なものも多い)等を手掛かりとする。斉藤美奈子『妊娠小説』(ちくま文庫)なども面白い視座。
参考程度にどうぞ。
平成25・26年度 国文学概論 分冊2
明治・大正期の文学作品の中から一つを選び、それを熟読・分析する中から、次の課題のいずれかに答えなさい。
①「公」と「私」の葛藤から、「近代」とは何かについて考察しなさい。
②「男」と「女」とが、どのように書かれるかを見て、「文学」の役割について考察しなさい。
ポイント →作品をしっかり読んで、それが作られた時代について考える。頭でだけ考えるのではなく、資料を集めて、それに基づいて考えると良い。また、ジェンダー論も大いに参考になろう。
キーワード →①メディア ②時代思潮 ③作家の環境 ④作品の構造 ⑤政治と文学
参考文献 →作品は文庫本などで良い。また、国文学関係の雑誌の特集号(廃刊になったものもあるが、既刊のもので有効なものも多い)等を手掛かりとする。斉藤美奈子『妊娠小説』(ちくま文庫)なども面白い視座。
「公」と「私」の葛藤から、「近代」とは何かについて考察する。
明治・大正期の文学作品の中から島崎藤村「破戒」を選んだ。
「破戒」は、島崎藤村の長編小説で、一九〇五年(明治三八年)に起稿。翌年一九〇六年三月、緑陰叢書の第一編として自費出版...