SoC設計技術A

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    資料紹介

    1.動的検証と静的検証のメリットとデメリットをまとめよ。
    動的検証とは、テストパターンを与えてシミュレーションにより検証を行う方式である。シミュレーションは、入力したテストパターンに対してのみしか、正しいことを保障できないことから、いかに漏れの少ないテストパターンを準備するかが重要である。
    以下にそのメリットとデメリットをまとめる。
    表1:動的検証のメリット・デメリット
    メリット デメリット
    モデルの抽象度に応じた正確さで実行可能。抽象度が高いほど高速。 専用計算機による高速化が出来てない。
    パラレル検証による高速化が出来てない。
    HWへのマッピングによりタイミングとしての正確な模擬ができないが、等価な機能を模倣して高速に実行できる。
    実際に動かすまでの立ち上げ作業に時間がかかる。
    設計の変更時に行うマッピングに時間がかかる。
    非常に高価。
    より実機に近い形で高速に実行できるプログラマブルな試作ボードで検証がしやすい。対象毎に毎回自作すると時間とコストがかかる。
    静的検証とは、テストパターンを与えずに行う形式的検証方式である。シミュレーションでは、与えたテストパターンでの正しさしか示せないのに比べ、原理的にはすべての正しさを検証できる。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「SoC設計技術A」
    出題日:  2006年7月11日(火)
    提出期限日:  2006年7月18日(火)
    提出日:  2006年7月18日(火)
    1.動的検証と静的検証のメリットとデメリットをまとめよ。
     動的検証とは、テストパターンを与えてシミュレーションにより検証を行う方式である。シミュレーションは、入力したテストパターンに対してのみしか、正しいことを保障できないことから、いかに漏れの少ないテストパターンを準備するかが重要である。
    以下にそのメリットとデメリットをまとめる。
    表1:動的検証のメリット・デメリット 分類 メリット デメリット シミュレーション モデルの抽象度に応じた正確さで実行可能。抽象度が高いほど高速。 専用計算機による高速化が出来てない。 パラレル検証による高速化が出来てない。 エミュレーション HWへのマッピングによりタイミングとしての正確な模擬ができないが、等価な機能を模倣して高速に実行できる。 実際に動かすまでの立ち上げ作業に時間がかかる。 設計の変更時に行うマッピングに時間がかかる。 非常に高価。 プロトタイピング より実機に近い形で高速に実行できるプログ...

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