Q0706社会学概論 第2設題

閲覧数1,168
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学通信課程の合格済みレポートです。あくまでも学習の参考としてお使いください。各科目B判定以上です。テキストを中心にまとめています。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     多文化社会の共生にとって障壁となる認知構造について述べよ。
     多文化共生社会とは、自文化とは異なる他社の文化を尊重・承認し、複数の民族や複数の文化的背景をもつ人々が、互いに共存することが可能になっている社会の状態のことである。経済のグローバル化がすすみ、人の国際移動も活発になっているという現在の社会状況のなかで、さまざまな文化的背景をもつ人々の共生は、検討すべき重要な課題の一つである。
     多文化社会の共生において、重要となるのが異文化理解である。
    文化は一つの体系の内にあっては、必然的なものとして経験される。人は誰も、生まれる時に親も国も母語なども選べないため、人間は必ず一定の文化という行動様式の体系の内に生まれ、その自文化を「絶対的なもの」として受容し、習得した文化という差異の体系をもとに世界を様々に分節化していく。しかしながら、このように私たちが当然のこととみなしている自文化による世界の分節化の仕方は、実は相対的であるものの、それらの様式は自明性を特徴とするために、相対的であることに気づくことがないのである。
    異文化では世界の分節化の仕方が異なるため、自文化の自明性は通用しない。...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。