明星大学.中等教育課程論.2単位目レポートです。
1.PISA調査などの調査から、我が国の児童生徒について、①思考力・判断力・表現力等を問う読解力や記述式問題、知識・技能を活用する問題に課題、②読解力で成績分布の分散が拡大しており、その背景には家庭での学習時間等の学習意欲、学習習慣・生活習慣に課題、③自分への自信の欠如や自らの将来への不安、体力の低下といった課題、等が見られ、次の方針に基づき改訂は行われた。
①教育基本法改正等で明確となった教育の理念を踏まえ「生きる力」を育成すること。
生きる力とは、変化の激しい社会を担う子供達に必要な力であり、基礎・基本を身に付け、いかに社会が変化しようと、自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し、行動し、より良く問題を解決する資質や能力、自らを律しつつ、他人と共に協調し、他人を思いやる心や感動する心等の豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力等である。
②知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視すること。
③道徳教育や体育等の充実により、豊かな心や健やかな体を育成すること。
小学校、中学校では、年間総授業時数を増加し、国語、数学(算数)等の授業...