このレポートでの企業とは、生産活動から得られる利潤の最大化を目的とする経済主体であると仮定し、完全競争市場を前提とする。
企業の生産活動は、さまざまな生産要素を投入して、さまざまな生産物を作り出す活動のことである。
利潤とは、企業が生産活動から得る利益のことである。
利潤π=総収入TR−総費用TC
添付した総費用曲線を説明します。企業の生産費を決定づけるものは、生産技術的条件、生産要素の価格、および生産活動の効率性である。これらの要因は、統合されて算出の水準とそれにともなう費用とを決定する。ここで、企業が上げようとする算出水準xと、そのための支出を要する総費用TCを関連づける関数表を総費用関数という。
TC=c(x)
総費用曲線TC=c(x)は三つの性質を持っている。
(1)総費用曲線(TC曲線)はプラスの切片を持っている。それは、短期においては算出の変動なしに、固定的投入に対する一定な支出m0が存在するからである。このような費用を固定費用FCと呼び、固定費用意外の部分を可変費用VC と呼んでいる。それゆえ、総費用TCはFCとVCの合計、TC=FC+VCである。
このレポートでの企業とは、生産活動から得られる利潤の最大化を目的とする経済主体であると仮定し、完全競争市場を前提とする。
企業の生産活動は、さまざまな生産要素を投入して、さまざまな生産物を作り出す活動のことである。
利潤とは、企業が生産活動から得る利益のことである。
利潤π=総収入TR-総費用TC
添付した総費用曲線を説明します。企業の生産費を決定づけるものは、生産技術的条件、生産要素の価格、および生産活動の効率性である。これらの要因は、統合されて算出の水準とそれにともなう費用とを決定する。ここで、企業が上げようとする算出水準xと、そのための支出を要する総費用TCを関連づける関数表を総費用関数という。
TC=c(x)
総費用曲線TC=c(x)は三つの性質を持っている。
(1)総費用曲線(TC曲線)はプラスの切片を持っている。それは、短期においては算出の変動なしに、固定的投入に対する一定な支出m0が存在するからである。このような費用を固定費用FCと呼び、固定費用意外の部分を可変費用VC と呼んでいる。それゆえ、総費用TCはFCとVCの合計、TC=FC+VCである。
(2)TC曲線は右上が...