教職入門レポート①

閲覧数1,937
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    PA1040 教職入門 1 単位目 2012 年度
    『第2版 教師論』 森下恭光編著(明星大学出版部)
    1.教員養成の歴史について論述せよ。
    2.教職の専門性について論述せよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ①教師は専門的な職業である。教師はその意識を常に持ち、絶え間ない自主的・継続的な努力をすることが求められている。そのような教師となるまでに経験する教員養成課程の歴史を考察する。

     我が国の戦前の教員養成の歴史は明治5年8月に頒布された学制から始まる。それは我が国の近代学校制度の創設である。国の近代化が進み、教師の近代化、学校制度の近代化が進み、教職に従事する教員養成を行う学校、つまり師範学校の必要性が問われたのである。文部省管轄の師範学校が東京都を第一校とし、明治9年に全府県に設立された。その後、明治19年に師範教育制度を本格的意味で整備した「師範学校令」が交付された。初代の文部大臣である森有礼は師範教育の成否が普通教育の成否を決定するとした。

     明治30年10月には師範教育令が制定された。その背景には、学齢児童の就学率の増加や、正教員の増大などの社会情勢の変化があった。大正14年からの第一次大戦期には高等・中等教育機関の量的拡大や進学希望の増加、大正デモクラシーによる新しい教師像、欧米の影響や大戦後の経済変動など、大きな変動があった。教育は、社会の中で行われるため、社会が大きく変...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。