合格レポートです。
参考文献リスト、先生からの評価コメント付きです。
リポート作成時の参考にしていただけると思います。
平成25年度 東洋大学通信教育課程
「政治学原論」課題3
課題:「安全保障をめぐる政治学上の問題」について述べなさい。その際、以下の点にふれる形で述べること。
1、日独の戦後の状況
2、日独の憲法と安全保障
3、日独の「再軍備」
4、非常事態への対処
5、両国政治との関連性
政治学原論・課題3
平成25年度 東洋大学通信教育課程
「政治学原論」課題3
課題:「安全保障をめぐる政治学上の問題」について述べなさい。
1、日独の戦後の状況
戦後日本では、「占領政策により軍国主義者の追放と軍隊・軍需生産施設の解体」が進められた。ドイツでも同じような状況で、「武装解除と非軍事化」が行われた。その上、ドイツでは「闘争心を涵養する傾向のあるスポーツ」までもが禁止され、ドイツへの抑圧が大変厳しいものだったことが容易に想像できる。
戦後すぐ、日本は平和主義ムード、軍国主義復活に対する強い警戒心の中、憲法制定作業が進められた。国際的にも、国連による平和の維持への期待が高まっていた時期の事であり、日本の憲法は9条に代表されるように、「理想主義の色彩の濃いものとなった」。
日本国憲法が公布されたのが終戦の翌年1946年11月、施行されたのが47年5月の事であった。その頃ドイツはアメリカ、イギリス、フランス、ソ連の4国に分割占領されており、後に単一国家として再建される予定であった。しかし、冷戦の激化により、ドイツの東西分裂が決定的になった、そんな中でドイツ統一までの...