玉川大学通信教育学部「教育心理学Ⅱ」第二分冊 、2013年度・2014年度共通のレポート課題です。(合格済) 参考程度にご覧下さい。
科目コード07816「教育心理学Ⅱ」第2分冊
今日社会や家庭が抱える問題は日々変化しており、とりわけ家庭内での問題は子どもの成長に大きな影響を与える。成長過程の環境に問題があると子どもは心身の発達に大きなダメージを受け、自分の感情をコントロールしたり、人を思いやったりすることのできない人間になってしまう。こうした子どもが学校や社会に出たとき、「荒れる・キレる子ども」として、自己中心的な子ども、暴力的な子どもとして問題視されてしまうのである。
子どもに何らかの問題がみられる場合、生まれつきの性格や能力だけではなくその多くが成長過程における外部的な影響と考えることができる。つまりそうした環境にいる子どもを救い出してあげることが教師としての指導といえる。
そこで重要なことは、問題行動そのものを是正しようと叱ったり怒鳴ったりすることではなく、まず子どもが「荒れる・キレる」原因を探した上で、カウンセリングマインド的な指導を行うことである。カウンセリングマインドとはすなわち、カウンセリングを行う者が持つべき態度や心構えのことで、教育現場においても活用される。このカウンセリング...