2013年中央大学通信レポート刑法総論第1課題C

閲覧数5,035
ダウンロード数39
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    2013年 刑法総論 第1課題 C
    (1)Xは、居酒屋で言い争いになったAの胸を両手で強く突いたところ、Xは知らなかったがAには
    たまたま心臓に重大な疾患があり、死亡するに至った。Xの罪責を論ぜよ。
    (2)Yは、公園でBに激しい暴行を加えて重傷を負わせ、10キロメートルほど離れた郊外の工場の空
    き地に同人を運んでこれを放置したところ、通りかかった第三者ZがBに更に殴る蹴るの暴行を加
    え、その後Bは死亡するに至った。検証によれば、Bの死亡の原因はYが加えた暴行によるもので
    あったが、Zの暴行によって、それが数時間早められたことが明らかとなった。Yの罪責を論ぜ
    よ。

    第1 設問(1)について(法令名なき条文は刑法を指す。)
    1 Xは、居酒屋で言い争いになったAの胸を両手で強く突いているため、人に対する不法な有形
    力の行使をしていると評価することができるため、暴行罪(208条)の客観的構成要件を満たす。
    そして、言い争いになった勢いで暴行をしているため、暴行の故意も認められる。したがって、主
    観的構成要件も満たす。
    よって、暴行罪の構成要件を満たす。
    ところが、Aは当該暴行の結果として死亡...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。