学童前期から思春期の発育評価と標準的な発達課題(身体・生理機能的特徴・第二次性徴、精神・心理的、社会的)
発育評価
学校保健統計
身長と体重は、毎年学校で行われている健康診断から得られた学校保健統計調査結果から、年齢・性別ごとの平均値と標準偏差が定められ、それをもとに評価が行われる。学童では、身長のほかに座高も調査されている。
ローレル指数
学童の発育状態の評価を行う指数としては、ローレル指数が用いられる。ローレル指数も小児の成長により変動がみられるため、評価を行うときには、注意しなければならない。
計算式 {体重(g)÷身長(cm)2}×10
大まかな基準
160以上:肥満 140付近:標準値 100未満:やせすぎ 肥満度(%)
指数による評価は年齢による影響を受けやすいため、厚生労働省は1998年度から幼児の健康診断なので使用する身体発育の評価に、肥満度を評価基準として採用している。
標準体重の算出方法はいろいろあるが、一般的には「平成12年度乳幼児身体発育調査」の結果から、身長70~118cmの幼児は身長別標準体重が求められている。そして幼児の肥満度を...