経済学 分冊2

閲覧数1,650
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    経済学 分冊2

    日本大学 総合教育科目
    「国民所得と物価水準」

     国内に限らず、世界中で様々な企業がいろいろな財・サービスを生産し販売している。その量は、無計画的に行われているのではなく、過去の販売実績や売れ残り、あるいは買い手の好みやニーズ、需要量などを常に分析しながら、その量が決定されているといえる。よって個々の企業の生産量は、その財・サービスに対する需要量に依存し、一国の生産量は、社会全体の需要量に依存していると考えられる。

     社会全体の需要量を総需要ADとしたとき、例えば、車に対するそれは、次のように定義することができる。
     総需要(AD)=消費需要(C)+投資需要(I)+政府支出(G)+輸出(X)
     消費需要(C)とは、消費者の消費財に対する需要であり、投資需要(I)とは、生産者の投資財に対する需要である。また、政府部門の財・サービスに対する需要は、政府支出(G)となる。国内需要といわれるこれら3つと、当然、車は海外へも輸出されるため、輸出(X)を含み、そして総需要は定義される。

    これに対して、総供給は(AS)は、車の場合国産車と外車が存在するため、次のように定義され...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。