国語学概論分冊2

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    資料紹介

    指定の通信教育教材のうち、「文字と表記」から「文化人類学」までの各章より、具体的に三項目を取り上げ、それぞれ600字程度でまとめなさい。
    <ポイント>
    テキスト全体を十分に把握した上で、具体的に取り上げる項目についてしっかり理解し、自分の言葉で記述すること。なお、WEB上の情報の無批判な引き写しはつまりらないので慎むこと。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     国語教育と日本語教育の相違点は、国語教育が日本語を母語とする人たちへの教育であるのに対して、日本語教育は日本語を母語としない人たちへの教育である。日本語教育はこれまで主に成人を対象としてきたが、日本国内に定住する外国人が増えてきており、その子弟に対する初中等教育機関での日本語教育が重要な課題となってきている。働きながら日本人学校に通う就学生の中でも、大学進学を目的とする場合と、仕事で必要な日本語を学ぶ場合とでは、学ぶべき日本語の内容も異なる。また定住者の子弟教育では、バイリンガル教育をも視野に入れた国語教育と日本語教育の連携が必要になってくる。日本語教育には、海外などで日本語が使用されない環境で行われる「外国語としての日本語」教育と、日本語が使用されている環境において、母語以外の言語として学ぶ「第二言語としての日本語」教育に分かれる。英語が媒介語として使用できない場合は、日本語のみで教えるか、学習者の母語によるテキストを使ったりする工夫が必要である。
    日本語を「話すこと」のなかでも、発音は比較的やさしいといわれる。子音・母音の数が他の言語と比較してかなり少ないことによるが、「書くこと...

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