○相談援助演習における自己覚知の必要性とその具体的方法について論じてください。
様々な問題と背景を抱え、自力では解決できない人が相談・援助を求めてやってきた時、そこに専門的知識と技術を持って関わるのがソーシャルワーカーである。この時、法律や制度、システムに関する知識や、そこにつなぐための技術を駆使する土台となるのが、その人の抱える問題と背景を客観視する力である。なぜなら、問題に対する評価がゆがめば、解決のためのアプローチも的外れになってしまうからである。そして、客観視のために必要となるのが「自己覚知」なのである。
人間には個別性というものがある。性格、思想、信条、宗教観、好み、価値観等、これら...