民法Ⅰ 分冊2

閲覧数1,617
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    課題:「法律行為」という概念について説明し、その各要件となるものについて提示してせつめいしなさい。
    ※当レポートは、参考程度としてお使いください。丸写しなどはお避けください。実際に私が合格したものになります。ノークレームの自己責任でお願いします。

    参考文献
     内田貴『民法Ⅰ 総則・物権総論【第3版】』東京大学出版会
     四宮和夫・能見善久『民法総則【第5版】』弘文堂

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    一定の権利や義務の発生・変更・消滅などの変動を発生させるための要件を法律要件という。この法律要件のうち、意思表示を重要な要素とする行為を法律行為、そして法律行為などの法律要件を満たすと発生する一定の権利や義務の変動という効果を法律効果という。すなわち、法律要件と法律行為とが満たされると法律効果が発生するという関係ができあがる。これを法律関係という。

     例えば、Aが自分の家をBに売るとする。

    この売買契約では、AはBに対して「家を売ります。」という申込の意思表示を行い、BはAに対して「土地を買います」という承諾の意思表示を行い、これらの意思表示の合致により契約が成立する。この場合、売主のAは「代金を支払うよう請求できる権利」と「土地を引き渡す義務」を、一方、買主のBは「土地を引き渡すよう請求できる権利」と「代金を支払う義務」を負う。すなわち、契約によってAB双方に権利と義務が発生するのである。

     したがって、申込と承諾の意思表示の合致により、一定の権利義務の発生をさせたわけなので、この場合の契約は、法律要件のうち、法律行為です。そして、それによりAB双方に権利と義務を発生させるとい...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。