・写真の著作物について述べよ(紋谷20、実務体系20・P140、半田P92)。
1.写真の著作物
写真著作物(10条1項8号)は、思想又は感情を一定の影像によって表現する著作物をいい、著作権法の保護の対象となる著作物(2条1項1号)に含まれる。
写真は機械に依存することが大きい点で他の著作物、特に美術著作物と異なるが、被写体の選定、光量の調節、その他撮影、現像、焼付等の処理において独創的な工夫を必要とするものであるから著作物である。
写真は光線の物理的・化学的作用を利用して被写体をフィルムその他に再現するという方法で製作するものであり、類似の方法で表現する著作物(eg: グラビア、写真染め等)も、写真の著作物に含まれる(2条4項「写真の著作物には、写真の製作方法に類似する方法を用いて表現される著作物を含む」)。
2.写真の著作物性
写真は機械への依存度が高く、撮影者の個性の表れを観念しにくいため創作性が争われることが多い。
→被写体の選定自体に創作性が認められたものとして、※1「イルカ生態写真事件」※2「誕生花写真集事件」
写真の著作物について述べよ(紋谷20、実務体系20・P140、半田P92)。
写真の著作物
写真著作物(10条1項8号)は、思想又は感情を一定の影像によって表現する著作物をいい、著作権法の保護の対象となる著作物(2条1項1号)に含まれる。
写真は機械に依存することが大きい点で他の著作物、特に美術著作物と異なるが、被写体の選定、光量の調節、その他撮影、現像、焼付等の処理において独創的な工夫を必要とするものであるから著作物である。
写真は光線の物理的・化学的作用を利用して被写体をフィルムその他に再現するという方法で製作するものであり、類似の方法で表現する著作物(eg: グラビア、写真染め等)も、写真の著作物に含まれる(2条4項「写真の著作物には、写真の製作方法に類似する方法を用いて表現される著作物を含む」)。
写真の著作物性
写真は機械への依存度が高く、撮影者の個性の表れを観念しにくいため創作性が争われることが多い。
→被写体の選定自体に創作性が認められたものとして、※1「イルカ生態写真事件」※2「誕生花写真集事件」
しかしカタログ写真や肖像写真のように被写体・撮影目的が決められている場合...