日大通信 民法1 分冊2 「法律行為」という概念

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    資料紹介

    参考文献あり。
    講評「全体的にまとまりがあり、よいレポートであると思います。若干の補足を加えるならば法律効果について明確にしましょう」

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「法律行為」という概念について説明し、その各要件となるものについて説明する。

     民法は、私たち市民生活の社会生活関係を法的側面から規制するに際し、権利(義務)を中心に据えている。そして権利とは何か、その権利を持つことができるのは誰かということ、その権利は一体どのように発生する(発生させる)ことができるのか明らかにする。

     権利義務の発生原因として民法が定めるものには、法律行為、事務管理、不当利得、不法行為、時効等いくつかの制度があるが、そのうち最も重要なのが法律行為である。法律行為とは、1個または数個の意思表示を不可欠の要素とする法律要件であって、その意思表示の内容に従った法律効果を発生させるものをいう。意思表示が不可欠の要素とされていることから、これが法律行為の中心をなすことになる。その意思表示とは、人が一定の効果を欲し、かつ、それを外部に表示する行為をいい、売買契約における「売ります」「買います」等がその典型といえる。

     近代私法の3大原則(所有権絶対の原則、契約自由の原則、過失責任主義)のうち、契約自由の原則について述べる。契約とは法律行為の一つの形態である。従って契約自由...

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