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1.道徳の意義とその教育の必要性について論述せよ。
2.明治以降のわが国の道徳教育の変遷について述べよ。
1.人間にとって生きるということは、人と人の間で存在することで、よりよく生きるとは社会でよりよく生きるということである。本来、人間はよりよく生きたいという願いを持っており、その実現を目指して生きようとするところに道徳が成り立つ。
道徳は、人間の生活や行動の内面、精神面に規制力と及ぼすもので、その行為の動機が重要視される。原則として、場所や時代、地理や民族により変化せず、人類に共通するものと考えられる。そして、自覚的、主体的、自発的に従うのでなければならないという特色を持つ。
人間としてよりよく、真の人間らしく生きるためには、自己の責任や役割を自覚し、他の人、自然、人間社会とかかわり合い、様々な思考や感情を発展させ豊かな心を形成し、ともに成長を図ろうとすることが必要である。 それを可能にするのが、教育である。教育は、人間はいかに生きるべきであるか、いかに人との好ましい関係を保っていくかを教え、自己の行動を制約する社会規範が必要となり、つまりは道徳教育とつながっている。...