佛教大学通信 学校教育職入門 科目最終試験

閲覧数2,654
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    ◆教職をとらえる視点として、教師聖職者論、教師労働者論、教師専門職論がある。それぞれ簡潔にまとめ、それぞれの論の差がどこにあるのかについて述べよ。
    ◆教師の服務規程とは何かについて解説し、教師はその問題にどのように対処すべきかについて述べよ。
    ◆教師の仕事には、具体的にどのようなものがあるのか。項目を5点以上にまとめ、それぞれについて、留意すべき点について述べよ。
    ◆いじめや不登校といった、現代社会の教育的諸問題に対処していくためには、教師にはどのような資質や適正が強く求められるのか具体的に述べよ。
    ◆新しい学校の荒れ、としての「学級崩壊」について解説し、教師はその問題にどのように対処すべきかについて述べよ
    ◆教科指導と教科外指導とは何か、それぞれを具体的にまとめ、その両者の関係はどうあるべきかについて述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「S0525」学校教育職入門科目最終試験問題

    ◆教職をとらえる視点として、教師聖職者論、教師労働者論、教師専門職論がある。それぞれ簡潔にまとめ、それぞれの論の差がどこにあるのかについて述べよ。

    1.日本における教師聖職者論は、明治政府の皇民教育と深く関わるものであった。教育勅語に代表されるように、教育は天皇制国家における国民教化の大きな柱であった。明治19年に出された師範学校令では、天皇制国家の忠良な臣民教育のための担い手としての教師は学者とは区別され、知識の伝達者であるだけなく、子どもに道徳感化を与えうる人格者たるべきものとされた。

    2.第二次世界大戦の敗戦を機に日本の教育は大転換を遂げた。最大の変化は教育がそれまでの臣民の「義務」から、国民の「権利」として保障されたことである。これと同時に、教師たちも自らの生活と民主主義教育を守るための主体として、1947年に日本教職員組合を結成した。その「教師の倫理要綱」によれば、教師自身が労働者階級に属し歴史的課題を持つものと規定され、教師の政治的役割が重視されることとなった。「階級的教師観」に立つ教員の経済的地位も一般の労働者と同じよう...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。