精神医学①

閲覧数978
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「精神医療の歴史及び精神医学の概念について述べよ。」
    Ⅰ.序論
    精神に関わる分野は、医学物理的な観点のみならず、人間そのものに関わるものであるだけに、宗教やその他社会背景に関係する思想に多く影響されてきた。その精神の病について医療・科学という概念で対応し、治療を試みたのは西洋では、ルネサンスにより人間の解放が行われたことによるものであった。精神医学の発展、展開は、障害者福祉の人権思想と無縁でなく、一般人の精神障害者観に影響を与えてきた。本稿では、精神医療の歴史と精神医学の展開について、その背景を理解し、現在の精神医療に関係するソーシャルワークの実践に必要な素養を養うこと目的とする。
    Ⅱ.本論
    1.精神医療の歴史
    古代ギリシアでは、精神障害は身体的なものと結びつけられていた。メランコリーという言葉は、「黒い胆汁」という意味であり、ヒステリーは「子宮」を意味する。それぞれ、胆道系、子宮の障害と精神的な症状が結びつけられて考えられていた。このようにギリシャ時代には、精神障害を病気とみなし、医療的な対応が行われていた。しかし、中世になるとキリスト教的世界観が支配的になり、精神病患者は悪魔憑きと...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。