若者の貧困による児童虐待と里親制度

閲覧数1,675
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    参考文献有り

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第一章
    児童虐待の現状
    子が虐待や育児放棄により殺されてしまい、児童相談所は怠慢だという論調のニュースがよく取り上げられる昨今であるが、この子供を守る児童相談所はいつごろからあるのか知っているだろうか。設置されたのは戦後すぐであり、孤児には対応してきたものの、児童虐待の通報を受け、それに対応するようになったのは1990年ごろであり、日本の児童虐待への対応の歴史は浅い。しかし、データを見てもらえればわかるが、問題はあるもののその歴史の浅さや法整備の未熟さにも関わらず児童相談所はよく働いている。児童相談所が通告を受け、対応した件数は1990年の1101件を1とした場合、19年後の2009年には実に40倍以上の44210件となっている。(1)今まで見過ごされてきた虐待に対応するようになったのだから、当然その児童を預かる児童養護施設などへ行く人数も増えている。里親、児童養護施設、乳児院への入所児童数合計は1993年と2010年を比べると約32700人から約37700人と1.15倍程上昇している。(2)少子化にも関わらずこれだけ増えているということは、それだけ虐待を受けた児童を保護できている証拠...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。