A判定獲得の期末課題
自由論題
学校図書館の自由
資料収集の自由 資料提供の自由 知る自由 ニューアーク式 ブラウン式 プライバシー 表
現の自由
はじめに
学校図書館は学校職員や児童生徒のためにあるということに疑問を持つ人はいないだろう。学
校図書館法にもそう書いてある。しかし、このことを以って学校図書館の存在意義を語るのはまだ
不十分だ。『図書館の自由に関する宣言』は、憲法に悖る「知る自由」と「表現の自由」を全国民
(と外国人)に保障することを図書館の最も重要な任務として謳っている。図書館は、国民主権の
民主主義国家の根幹を支える役割を担っているというわけである。従って、「図書館は、権力の介
入または社会的圧力に左右されることなく、自らの責任にもとづき、図書館間の相互協力をふくむ
図書館の総力をあげて、収集した資料と整備された施設を国民の利用に供するものである。1」と
述べられている通り、図書館の独立性や自由を保障する必要がある。ところが、歴史を振り返ると
図書館の力は一貫して弱く、思想の統制に与してしまったことがあったし、戦後も図書館の自由が
政治権力や社会的な圧力によって制限されたこともあった。学校...