世界地誌2

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    資料紹介

    A判定の期末レポート

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    孤独のウィグル自治区
    中国の躍進がめざましい。GDP 世界ランキングで 2010 年、日本は世界2位の地位を中国にあ
    けわたすことになった1。一方で、繁栄の内側に深刻な格差や多数の少数民族の独立運動がある。
    チベット、ウイグル、内モンゴル、回族、チワン族などの自治区・少数民族は微妙な立場に立たさ
    れており、漢民族との軋轢がある。今回は、個人的に愛してやまないウイグル自治区について、旅
    行の体験と中央アジアからの視点を持って中国政府の政策とウイグルの置かれている状況につい
    て考察したい。
    ウイグル自治区とは
    中華人民共和国の西端にある自治区で、中国国土の約六分の一の面積を占める。タクラマカン
    砂漠を中央部にかかえ、ウイグル族、漢族、キルギス族、カザフ族、タジク族などが住む。約半数
    を占めるウイグル族はイスラム教徒で、中央アジア系のテュルク語系のウイグル語を使う。文化的
    には中国というよりも中央アジアに近い。(下左図 漢族および主な少数民族の分布2)
    古くはシルクロードが通っており、隊商交易で栄えた。キジル千仏洞や楼蘭、クズルガハ烽火台、
    交河故城など遺跡が残っており、重要な観光資源ともな...

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