R0113 M6106 日本語学概論

閲覧数3,409
ダウンロード数82
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    日本語学概論の過去問(6問)と、回答例です。必ず教科書で自分自身の答えを確認してください。誤字・脱字があれば申し訳ございません。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    R0113 M6106 日本語学概論
    音声と音韻について

    「音声」とは、「ある思想・意志・感情を表し、伝えるために、口や鼻など(音声器官)を通して、意志的に発せられたオト」のことである。楽器の音や手拍子などは、音声器官によらないオトなので「音声」ではない。くしゃみ・せき・しゃっくりなどは、意志的な伝達機能のない生理現象なので、「音声」ではない。禁煙席でタバコをすおうとしている人に向かって咳払いをすれば、「タバコをすうな」と注意しようとする意志的な音声器官による伝達のための行為であり、「音声」であるといえるが、言語研究においては積極的に扱わない。言語研究でいう「音声」とは、「ことばを話すとき口・鼻を通じて出すオト」のことである。言語研究で主に扱う「音声」は、「言語音」とよばれるもので、これは、「タカイナ」「カタイナ」「ナイタカ」などのように、いろいろな順序に並んで様様な言葉となりうるオト(の断片)のつながったものとみることのできる性格、つまり分節的性格を持ったオトである。

    音声の研究には「音声学」と「音韻論」がある。

    「音声学」とは、ある発音をどのように発音するか、それがどんな音な...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。